噛み合わせengage

歯が悪くなる原因は
主に“感染”と“咬合”

感染 虫歯菌・歯周病・生活習慣・口腔内環境
咬合 不正咬合・咬合力・咀嚼・口腔悪習癖

「感染」によって
歯が悪くなる?

「感染」によって歯が悪くなる?

虫歯の原因菌が歯に感染を起こすことで「虫歯」になり、歯周病の原因菌が歯ぐきに感染を起こすことで歯周病になります。原因はさまざまな要因が関与することが多く、生活習慣や歯並びが影響することが多いと言われています。

また詰め物や差し歯が古くなって不良補綴物になることで、詰め物や差し歯と歯や歯ぐきの境目から感染が起こりやすくなります。

感染によって歯が悪くなった場合の対策としては、口腔内環境を向上させるための歯磨きや意識が必要となります。正しい歯磨き方法と時間によって原因菌の感染を予防することが大切です。

また歯並びが悪くて磨き残しをしやすい場合には「矯正歯科」が必要となってきます。矯正歯科によって歯並びを良くすることで歯磨きしやすい口腔内環境にすることは重要なことだと言えます。

適切なブラッシングによって治療した症例

不適切な歯磨き状況によって歯ぐきが赤く腫れ歯肉炎となっていた方に、
適切なブラッシングを指導することによって治療した症例

症例1

「咬合」によって歯が悪くなる?

歯は「前歯」「犬歯」「臼歯」とそれぞれ形態が違い、それぞれの形態に合わせた機能と役割があります。歯並びや不正咬合が起きていると、歯に適切な力がかかりにくく、歯にかかる負担のコントロールができなくなってしまいます。歯や歯周組織に無理な負担がかかることにより歯が欠けたり割れたりしやすくなり、欠けたところに感染のリスクが高まり虫歯や歯周病になっているケースがあります。

咬合が原因で歯が悪くなっている場合に原因を根本的に解決するためには、歯に適切な咬合力を与えるための治療が必要となってきます。例えば、歯のポジションを変える矯正歯科や歯に適切な力を与えるための修復治療、歯の欠損部を補う補綴治療などさまざまな治療を組み合わせる場合があります。

奥歯の詰め物が何回も外れる

右上前歯の交叉咬合によって前歯が機能しておらず、臼歯に強い干渉が起きていると診断。
矯正治療と補綴治療を行い、現在3年経過。

症例2

顎関節症と噛み合わせ

顎関節症と噛み合わせ

顎関節症の中には「噛み合わせ」が原因となって症状を引き起こす場合があります。すべての顎関節症の原因が「噛み合わせ」というわけではありません。

顎関節への症状が噛み合わせから引き起こされているのか、あるいは生活習慣が原因となっているのかをしっかりと見極める必要があります。

噛み合わせには、顎関節の開閉口運動がしやすい位置と歯が噛みやすい位置の2つの噛み合わせが存在します。

この2つの噛み合わせの位置が必ずしも一致している必要はありませんが、このズレが生体の許容範囲を超えることによって、顎関節症状を引き起こす場合があります。スプリント療法を応用することで、顎関節症状が噛み合わせから引き起こされているかを検査することができます。

開口障害と顎関節痛

スプリント療法によって顎関節の噛みやすい位置を診査したところ、
左側に約2㎜・後方に約1㎜ずれていることがわかった。

症例3

噛み合わせ治療が必要な状態

咬合のステージ分類

噛み合わせ=咬合の状態には人によってさまざまです。生涯にわたるお口の健康を維持するための治療計画を立案するためには、咬合のステージをしっかりと見極めることが大切です。

咬合のステージ分類は、総合診断における重要な項目のひとつとなっています。

生理的咬合 長期間にわたり機能的なバランスが生体に馴染んでいる状態。
歯並びに関わらず歯磨きやメインテナンスが行きわたり虫歯や歯周病がない状態。
歯の治療後に長期にわたってトラブルがない状態。
潜在的病的咬合 機能的なバランスは良くないが生体の許容範囲にある状態。
理想的な口腔内とは言えないが歯や歯肉に症状がない状態。
明らかに生活習慣や医原性疾患によって歯に症状がある状態。
顕在的病的咬合 過度な干渉や免疫力の低下から歯や歯肉に症状が出ている状態。
不正な噛み合わせが原因で歯や顎関節に影響がある状態。
将来的に咬合崩壊のリスクが高いと判断された状態。
咬合崩壊 機能的なバランスが生体の許容範囲を大きく超えた状態。
バランスを失い病的変化や機能障害が認められる状態。
機能している歯が少なく生活にも影響がある状態。

歯並びや噛み合わせが悪くても、生体の許容範囲にある「生理的咬合」と診断できる場合、必ずしも噛み合わせ(咬合)治療が必要だとは考えていません。

噛み合わせによって歯や歯周組織に影響のある状態、つまり咬合状態が「病的」または「崩壊」と診断される場合には咬合治療を含めた包括的歯科治療が必要であると考えています。

噛み合わせ治療の精密検査

さまざまなお口の状態をしっかり把握させていただくために、精密検査を行います。

現在どんな状態で、何が原因で現在の状態になったか、またその原因を改善するためにはどんな治療方法があるのかを考えるにあたり、状況に応じて以下の資料を採得します。

顔貌写真

症例4

正面観・側方観の写真撮影から、
顔貌のバランス・顔貌の左右対称性・筋肉の状態・骨格の分類などを診査していきます。

口腔内写真

症例5

さまざまな角度や方向の写真から、
歯や歯肉の状態・前歯や臼歯の咬合状態・下顎の咬合平面・下顎運動の状態などを診査していきます。

レントゲン写真

症例6

広範囲のレントゲンや部分的レントゲンから、
歯や歯周組織の状態・顎関節の状態・歯槽骨の状態・上顎洞や下顎神経の状態など
口腔内写真ではわからないことを診査します。

セファロレントゲン

症例7

顔貌の側方面観から撮影するレントゲンで、
骨格の分類・頭蓋骨に対する上顎骨の位置・上顎骨に対する下顎骨の位置を診査します。

半調節咬合器

症例8

診断用に模型を製作し、咬合器上で生体の顎関節機能と一致させることで、
顎関節の動きに歯並びや噛み合わせが調和しているか診査します。

スプリント

症例9

顎関節が噛みやすい位置、顎関節にかかるメカニカルストレスの有無などをスプリントというマウスピースを使用して診査を行います。

ワックスアップ

症例9

現在の状態となった原因を把握した上で、歯をどのように治療したら生理的咬合に導けるのかを
ワックスを使って歯の修復シュミレーションを行います。

プロビジョナルレストレーション

症例9

口腔内にワックスアップの状態を再現する方法です。
プロビジョナルという仮歯にて、
設定した治療ゴールや噛み合わせが生体に馴染んでくれるかどうかを診査していきます。

※咬合器診査・スプリント・ワックスアップ・モックアップ・プロビジョナルレストレーションに関しては別途費用がかかります。

噛み合わせの診査が
必要な治療

インプラント治療

インプラント治療を行う場合、歯が抜けた原因をしっかりと診断する必要があります。噛み合わせが原因で歯を失っている場合、原因を改善せずにインプラント治療を行なっても再び同じ原因で歯やインプラントを失う可能性があります。

失った歯が感染によるものなのか、咬合によるものなのかをしっかりと見極めることで、長期安定を目指します。

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全顎矯正歯科

矯正歯科では歯を動かすため、必然的に噛み合わせを変える治療となります。もともとの噛み合わせが咬合治療の必要性のない生理的咬合であったとしても、矯正歯科を行うことで咬合治療を行なったことになります。

矯正歯科で誘導すべき咬合の位置を、あらかじめ設定するためにはスプリント診査や咬合器診査が必要となります。

矯正歯科を見る

咬合再構成

噛み合わせを新しく構築する治療「咬合再構成」では、噛み合わせ診査は最も重要な項目となります。現在の咬合の問題点をしっかり見極め、骨格に応じた理想的な咬合を治療ゴールとして設定する必要があります。

安定した顎関節位置・適切な前歯の噛み合わせ・適切な顎運動を行う犬歯・干渉のない臼歯咬合など噛み合わせを長期にわたって安定させるためには、骨格に応じた咬合の正常と異常の見極めが大切です。

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顎関節症

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